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2021.10.06 マーケティング
継続的にお客が増える人の考え方
from寺﨑博俊
お客様を作るにはどうしたらいいの?何か上手くいく方法はないかしら?といったことは誰しもが常日頃考えていることだと思います。
世の中にも探せば色々な集客方法や手法がありますが、それはあくまでも「方法」・「テクニック」の能力的な領域で、一時的には何かしらの成果が上がるかもしれませんが、持続的に・・・となると実はこれほど難しいことはありません。
■順序が大切
何事も、物事を上手く進めていく為には「順序」というものがありますよね?
例えば、何か習い事を始めるとしましょう。あなたの興味がある、ダンスでも料理でも何か特別な知識が必要な資格試験でもいいです。
この様な場合、初めはまず基礎的な知識や技術から学んでいきませんか?
この基礎ができて、考え方のベースや技術が身についていき、そこから様々な応用技術や独創的な発想のものが生み出されていきます。
逆に、順序を基礎からではなく応用編から始めても、習得できない所か一向に上達することはないでしょう。
なぜなら、正しい順序で始めの基礎・心得を会得していないからです。
■仕事をする上で正しい考え方とは?
さて、ここからが本題です。世の中の経済、ビジネスシーンはあなたの商品やサービスを購入してくれる、または欲しい、必要だと求めてくれる方がいて初めて成り立っていきます。
公務員などの公共サービスを提供している方はその対価としての収入、企業に勤めている人にはその企業が顧客に提供している対価としての収入、個人事業主でも同じです。
そしてあなたが対価として得た収入で、また別の人が提供している商品やサービスを購入するという一連の流れがぐるぐると回っているのが「経済」といい、「経済が回る」という仕組みです。
「収入」というものは、その提供している商品やサービスをどれくらいの量を誰かに提供しているか、という点が分かりやすいかもしれません。お客様の数が何人いるか、どれくらいの価値のモノを(現代は金額で価値を表すことになっています)提供しているか、という指標です。
ここで間違わないで欲しいことが一つあります。それは、「収入が多いから偉い」とか「人格が優れている」ということではないということです。あくまで「お金」の指標であって、例えば利権や既得権など、長い年月をかけてすでに誰かが独占している業種や業界の仕組みでお金を稼げるという実態もありますので、あまり収入の大小だけに執着しすぎると精神的にいい影響はありません。自分の環境や自分の好きな事、気持ちがいいことを優先するという心がけが大切なことです。
でも生活をするには収入も必要・・・。バランスが大切ですね。
■あなたの出来ることをお知らせする事が初めの順序
まず始めの順序はあなたの「出来る事」をお知らせするところから始まります。
どこかにお勤めする場合でも、初めは履歴書を提出して、あなたの「出来ること」を希望する企業や職場に提出しますよね?そして面接で合格すればはれて就職してお仕事をしてお給料という「収入」を得ることになります。
これが企業や個人事業主でも同じことで、まず始めはあなたの「出来る事」、つまり商品やサービスを「お知らせ」しますよね?つまり、宣伝や広告などの「広報活動」を行う、ということです。
必ずしもお金をかけた広告でなくとも、知り合いや地域の人にお知らせしたり、色々な告知方法がありますので、ここはあなたの最適な方法を選択すればいいでしょう。
そして就職の場合と同じように、あなたの提供する商品やサービスが、顧客やお客様の「面接」に合格すればあなたの商品やサービスを購入してくれる、つまり販売や売上に繋がります。
就職の場合は一度合格すれば「雇用」という形で継続していきますが、商品やサービスの場合は「消費」するものなので、常にどこかで需要が起きている状態ですから、その時にあなたを選んでもらえるよう、広告や宣伝などの「広報活動・お知らせ活動」は常にしておかなければならない、ということは言うまでもありませんよね?
■お客様の面接に合格するためには?
さて、ここからは実際に販売や契約に繋げていく段階、つまり「お客様の面接に合格する」段階です。
面接する側にしても、初めて会う人がどんな人か分からないので、履歴書に書いてある「内容=商品説明」、「見た目=商品パッケージ」で始めは判断していきます。ですので、チラシのデザインや内容というのはあなたが求める客層に沿ったものにしていかなければなりません。
次に、その時の需要に応じて「内容=商品説明」、「見た目=商品パッケージ」などで合格して販売に繋がる商品やサービスもあれば、それが一次選考で二次選考まで過程を経ないと合格=販売に繋がらない商品やサービスもあります。
二次選考での面接は「さらにじっくりその商品やサービスを検証する」という段階です。場合によっては試用期間の様なお試し期間が必要な場合もあります。つまり、「信用を得ていく」という段階です。サンプルの無料配布や、本商品の前のお試し価格等がこの二次選考に当たります。
当然、ここでは商品やサービスの内容だけでなく、「売り手側の人格」も無意識に評価されている場合もあるということは忘れてはいけません・・・・。
■求める前に与えると、与えられる
「自分がしたことは自分に還ってくる」という言葉をよく耳にしませんか?
案外これは迷信でもなんでもなくて、最近では科学の領域でも「宇宙の反復性の法則」という形で科学的にも証明がされ始めている内容でもあります。
「やられたら、やり返す。10倍返しだ!」というドラマのフレーズも流行りましたが、正にこのことで、人に嫌な事をすればやり返されるし、人の喜ぶことをすれば、お礼をされるといったことは普遍的なことだと思います。
つまり、集客をしたい、売上を伸ばしたい、という時は、「先ずは与える」ということから考えていくのが正しい順序なのです。
例えば、
・商品やサービスをお知らせすると同時に無料のサンプルをお渡しする
・お客様の役に立ちそうな冊子を無料でお渡しする
・お客様のお手伝いを勝って出る
・お中元・お歳暮などの礼儀を欠かさない
・割引券やおまけをたくさん付けてあげる
・お客様をお迎えする場所は常に清潔で快適な空間を保つ
「お客様は神様」という言葉がありますが、「お金をくれるから神様」だと思っている人が少なくない様です。
これの本来の意味は、「お客様は神様だと思った行動を心がける」という意味です。
もし、あなたが自宅やお店、事務所に神様をお迎えするとしたら、しっかり掃除をするし、丁寧な対応を自然と心がけられるし、礼儀正しくもできるし、「いつもありがとうございます」という言葉が自然と口から出ませんか?
もし、「お客様は神様だ!」といった様ないちゃもんを付けるお客様が来られた場合は、間違った方が来られている場合もありますので、怒らせないようにニッコリ笑顔で対応した後に、お塩とお祓いをして悪霊退散の呪文でも唱えて清めておくといいでしょう。
■今すぐあなたがやるべき事
ここまでが仕事をする上での正しい順序、考え方の基本的な部分です。
この正しい考え方の上に様々な応用テクニックや知識を身に付ければさらに思い通りにいくことでしょう。
先ずは、
・あなたの出来る事、つまり商品やサービスの広報活動を継続的に行う
・お客様には無料でできることは出来るだけ「与える」ことを意識する
・常日頃から親切丁寧な対応を心がける
つまり、「先に与える」ことを意識しながらあなたの売りたい商品やサービスを最大限にアピールすれば、自然とお客様が増えていく、それが「集客」と「売上増」に自然と繋がっていきます。
最終的に大切なのは、やっぱり「人柄」ということですね。
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